一理あり!「授業なんていらない」

ネットで面白い記事を見つけました。
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塾に行かなくても難関大合格は可能!

以下、少し長くなりますが、印象的だった箇所を引用します。

 

実はこの「授業」というものは非常に無駄が多いのです。

 

例えば、ある授業で解説される概念や問題の解答について、既に予習で教科書を読んだ時点で既にわかってしまった、としたらその授業は確認にすぎなくなります。

 

または、ある授業で解説する前提となる概念がそもそも理解されていない場合、授業の解説が理解不能になります。

 

さらに、授業のペースが早すぎてついていけない場合、遅すぎてつまらない場合などたくさんの無駄があるのです。

 

一人一人理解度やスピードが違う一方、クラスには複数人の生徒がいるので、これは仕方のないことです。さらに、塾に行く交通時間も無駄な時間です。

 

今、世の中にはカリスマ塾講師のわかりやすい授業を話し言葉のまま書籍化した参考書も販売されています。つまり、塾の授業は参考書で代替可能だということです。

 

授業に出ることと、同じ内容を自分で勉強すること。これは似ているようで大きく違います。

 

授業に出て、「教わる」ことが受動的であるのに対し、「学ぶ」ことは能動的です。ただ「授業に出る」だけでは内容は身につきません。

 

ある内容を身に付け、試験で点を取れるようになるためには、自分で主体的・能動的に「学ぶ」ことが絶対に不可欠です。



私は塾の講師ですが、こういう記事を見て「何だこれは!営業妨害だ!けしからん!」・・・とは別に思わないです。

(というより、こういう身も蓋もない本当のことは大好きです)

そもそも私自身、大学受験も資格試験も殆ど独学でやってきたので・・・。

独学は非常に強力な勉強方法ですし、それなりの結果を出すためには絶対に必要です。

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しかし、その独学にも弱点はあります。

それは、

 * 強制力がない
 * 分からない部分を理解するまでに、必要以上に時間がかかる場合がある 

の2点です。

2点目についていえば、自力で長時間考え込むよりも、他人にさっさと教えてもらった方が効率的という場合も多いのです。

また、目の前の1冊の参考書を自力で勉強するよりも、既にいろいろな参考書を読んでいて、複合的な知識を持っている人に大事なポイントなどを教えてもらう方が、手っ取り早いこともあります。

少なくとも、私自身は授業をする上で、そういうことを意識しています。