保証できるわけありません

当塾では英語を教えています。

 

その英語は学校で習う科目であり、ほとんどの場合は入試科目です。

 

 

 

そこで、こう聞かれる可能性があります。

 

 「必ず成績がアップしますか?」

もし、そう聞かれたら、どう答えるか。

「はい!当塾にお任せください! 絶対にアップします!」と言うのが普通でしょう。


しかし、本当のところ、そんなこと保証できるわけありません。

 

当然ながら、それは当人の資質によります。

 

その資質というのは、例えば、やる気があるかどうかです。

 

 

 

そんなことを書くと、

「やる気を出させるのも、お前の仕事だろ?」

と怒り出す方がいるかもしれません。


しかし、いくら他人が「やる気を出せ」と言っても、出ないものは出ません。

(もし、確実に他人をやる気にさせる方法を知っていたら、そのノウハウだけで食っていけます)

 

少なくとも高校生以上にもなれば、やる気を出してそれを維持するのは、基本的に勉強する当人の仕事です。

 

講師として最善をつくすのは当然ですが、こちらにできるのはサポートだけです。

 

それ以上のことができる教師・講師は、どこにもいません。

 

成績がアップするかどうかは、最終的には当人次第です。

 

 

 

「絶対に合格できますか?」という質問も同様です。

 

ごく常識的に考えて、それを保証するのは無理です。

 

そもそも、入試科目は複数あるのが普通ですし。

 

よく塾・予備校の講師などが「○○人が自分の授業を受けて合格した」とか言いますが、その講師の「授業」と生徒の「合格」との因果関係は不明確です。

 

その講師だけが、合格した生徒に教えたわけではないでしょうから。

 

 

 

誤解されたくないので補足しますが、私は無気力な講師ではありません。

 

世の中には

 

「大切なのはテストの点数だけじゃない」

「受験の結果が全てじゃない」

 

みたいな言い方もありますが、その「点数」や「結果」にこだわるのが私の生業だと思っています。

 

ただそれでも、私にできるのはより効率的に勉強するためのサポートだけです。

 

最終的には当人の問題。

 

ですので、もし成績が上がったり入試で好結果が出ても、それは私の手柄ではありません。あくまでも、勉強した当人が頑張ったということです。