きっと、どこの国でも同じでしょうが、日本にもエリート主義に対する反感のようなものがあると思います。
そういう社会的な空気があるためか、日本には(特に地方では)、資質のある人をとことん伸ばそうとする教育が非常に少ない。
学校の授業は、真ん中かそれより下の生徒に合わせて教えられます。
それは仕方ないことですが、上のレベルの生徒がそういう授業を受けても、どんどん伸びることができないのも確かです。
そして、そういう部分を補うのが、学信塾のような小規模な塾の一つの役割だと思っています。
エリートへの反感や"ゆるい"授業が多くある一方で、今後、エリートを目指す競争はより激しくなると思われます。
これからは経済状況が厳しくなって「エリートでなくても"そこそこ"の生活」が難しくなる可能性もあるから。
(「自分は"そこそこ"の生活でいいから…」とか言う人がいますが・・・多くの日本人が言う"そこそこ"は、世界的に見ればかなりの高水準だと思います)
よく言われることですが、今後「エリート」と「非エリート」の格差はさらに広がるでしょう。
ですので、これまでの感覚と自身の価値観だけで、子供に「必死にお勉強して、エリートになんぞならなくていい」的なメッセージを出すのは、大人として差し控えるべきだと思います。
(それは無責任だと思うので)
実際のところ、私自身も立派なエリートではないので「学信塾をエリート養成の場にする」などとは言えません。
ただ、それなりの資質がある人の能力を最大限まで伸ばそうとすることは、謳い文句だけでは済まない非常に重要なことです。
それなりの内容の授業をして、結果的に自分の生徒がエリート(それにも色々レベルはあるでしょうが)になるのなら、それに越したことはないと思っています。