英語を勉強してない人の中に「英語は所詮ツール」みたいなことを言う人がいます。
英語がコミュニケーションの手段・道具にすぎないのは、ごく当然のことです。
その道具というのは、野球で言えばバットとかでしょう。
バットがなければボールを打てるわけがありません。そもそもバッターボックスに立てない、という話かもしれません。
要するに、道具がなければ、仕事ができなかったり、仕事に参加できなかったりするわけです。
ですから、その道具を持っていること自体が非常に重要なのです。
もう一つ似たような話をすると「英語力よりも中身が大事」とか言う人がいます。
これまた極めて当然のことです。
他人に向かって、こういう当たり前のことを言うのは「自分は英語とかはサッパリだけど、本質的な中身はこっちの方が上」とか勝手に思っている人だったりします。
大した自信があるのはよく分かるのですが、その根拠はさっぱり分からず(全く説得力がなく)、正直その「中身」も信用できない。
そんなことを思ってしまった時もあります。
「所詮ツール」とか「中身のほうが大事」みたいな当たり前のことをわざわざ言うのは、なぜでしょうか?
要するに、しんどい英語の勉強はしたくない。でも、他人が自分より英語ができるのは面白くない。そういう人が何か言いたいんだろうと思います。
これは自戒でもあるのですが、本気で英語を習得しようとするなら「逃げ口上」を使いながら他人を貶めるのではなくて、「英語ができなければ自分はダメ」くらいの気持ちが必要になると思います。